
コロナショックの影響が大きく出始めた3月の賃貸動向が知りたかったのですが、
現時点では大手2社くらいしか情報が入手できませんでしたので、
データ不足感はありますが、一応掲載しておきます。
調査対象
- レオパレス21
- 大東建託
調査方法
各社月次速報値を参照しました。
なお、入居率は「入居戸数/管理戸数」を採用しています。
家賃ベースでの入居率については下部に記載の各社HPをご参照ください。
2020年3月入居率
会社名 | 2020年3月 入居率 | 前月比 | 前年比 |
大東建託株式会社 | 98.46% | 0.94% | ▲0.12% |
株式会社レオパレス21 | 83.07% | 1.25% | ▲1.26% |
「前月比」は2月より3月の方が上がりますので、例年通りの動きです。
今回注目の「前年比」について、
大東建託についてはほぼ横ばいといった数字です。
レオパレス21については、諸々の問題があったのでコロナの影響が測れない状況で、
「▲1.26%」という数字は、まだ界壁問題によってゆがめられた数字と考えられます。
2018年3月の入居率は「93.72%」でしたので、
まだ問題発覚前とは乖離がありますが、それでも改善傾向にあるという見方もできそうです。
転載しませんので、次のリンクをご参照ください。
「レオパレス21の2020年3月月次データ」
大東建託についても諸々あった割には微動だにしない入居率で驚きです。
こちらはコロナの影響は全くと言って良いほどなさそうです。
一応大東建託の月次開示情報のリンクも貼っておきます。
「大東建託2020年3月月次業績速報」
他社についても今後徐々に出揃ってくると思いますので、
コロナが及ぼす賃貸住宅への影響について調査するには、
もう少し時間がかかりそうです。
が、
今のところ影響が見えてきていません。