
ランドリー可動棚をつける
洗濯機の上はデッドスペースになるので、
収納棚を付けておくと、洗剤やタオルなどを置いておけて便利です。
可動する必要があるかどうかは何とも言えませんが、
高さが高すぎると不便だったりしますので、
洗濯機の大きさや、使う方の背の高さに合わせて可動できる方がより便利ではないかと思います。
さて、このランドリー可動棚ですが、
材料のセット商品が南海プライウッドさんから発売されています。
初めてランドリー可動棚を施工される方や、数千円の追加コストは気にしないという品質重視の方は、こちらのセット商品がおすすめです。
その理由を材料紹介をしながらご説明します。
ランドリー可動棚に必要な材料
- 600mm×300mm の化粧棚
- 600mmまたは900mmの棚柱
- 300mmの棚受け
- その他プラスアルファ
600mm×300mm の化粧棚
ホームセンターにも売っている化粧棚とほぼ同じですが、
南海プライウッドの棚板の方が品質は高いと思います。
最新の商品は角が丸くなっており、安全です。
旧商品も角にクッション材がついていて安全です。
600mmまたは900mmの棚柱
900mmも必要ないので600mmで十分なのですが、
ホームセンターに600mmの在庫がない場合は900mmでも大丈夫です。
棚受けと棚柱は差込口の形状が同じでなければ合いませんのでご注意。
色はメッキ調(シルバー)のものが一番高級感があります。
300mmの棚受け
250mmでも大丈夫だと思いますが、
基本的に棚板の奥行に合わせた方が強度が強いので、
300mmで棚柱の差込口に合ったもので、メッキ調(シルバー)がGOOD。
南海プライウッドの棚受けの方が外れにくく安全です。
上吊ハンガーパイプ φ16 L=512
これを下の棚に吊っておくと、よりオシャレかつ便利になりますが、
問題はこれだけでは売っていないことです。(見つけられなかった)
ハンガーパイプはカットすればいいのですが、
上吊ブラケットがなかなかこの仕様のものがなさそうです。
この南海プライウッドの上吊ブラケットは棚板を挟み込むようにねじ止めするので、
強度がかなり強いです。
通常の市販のブラケットを下からビス止めしてもできるのですが、
強度が弱いのでどうかなという感じがします。
ということで、
この上吊ハンガーパイプを施工したい場合はセット商品を購入する方が良いと思います。
これが要らないくてコスト重視という場合は、ホームセンターの材料で施工するので十分かと思います。
南海プライウッドセット商品のメリット
施工説明書がついているからわかりやすい
全体的な品質が高い
上吊ハンガーパイプがついている
南海プライウッドセット商品のデメリット
コストが数千円高い
施工方法
ここまでさんざん南海プライウッドのメリットをお話してきましたが、
今回の実例では南海プライウッドの商品は使っていません!(笑)
いつもは使っているのですが、
今回は600mmの棚板が2枚倉庫に眠っていたので、
それを利用するためにホームセンターの材料にて施工しました。
1 棚柱の取付位置を決定
南海プライウッドには取付用の台紙が付いていますので、
台紙を壁に貼るだけです。
棚板600mmに対して、
2つの棚柱芯間の距離は「550mm」です。
棚柱は水平・垂直になるように水平器で調整しましょう。

問題は下地です。
「12mm以上のコンパネを壁に貼ってください。」
と説明書に書いてあります。
耐荷重が10㎏とのことなので、
ボードの厚さによっては挟み込みアンカーでビス止めすれば問題ないような気がしますが、
すみません、そこはケースバイケースです。
ただ、ここは大事なところなので、検討段階で下地について調査しましょう。
クロス貼り替えのついでに下地を作ってしまうのが一番良いと思います。
今回は十分な強度の下地があったのでそのまま施工できました。
2 棚柱をビス止め
水周りなのでステンレスのサラネジで、棚柱のビス穴に合わせると、
2.5径の50mm以上のビスになるかと思います。
3 棚受けを差し込んで、棚板を固定。
棚受けは棚板の端に合うように棚柱の間隔を取っていますので、
棚板に対して垂直に棚受けをセットして、裏からビス止めします。
このビス止めは棚板がズレないようにするためです。

とりあえずホームセンターの材料で造るとこのような感じになります。
上吊パイプハンガーをつける場合は、この後に下の棚につける工程があります。
今回は材料が調達できなかったのでここまでで終了です。
築古のアパートですと、こういった可動棚はなかなかないので、
印象はかなり良くなると思いますので、
コストパフォーマンスはかなり高いリフォームではないかと思います。
ランドリー可動棚のコスト
南海プライウッドのセット商品はネットの実勢価格で11,000円~15,000円くらいのようです。
これをホームセンターで別々に購入した場合でも、恐らく10,000円はかかると思いますが、
上吊のハンガーパイプは同じものが売っていないのと、
棚板や棚受けの品質を考えると、同内容だとセット商品の方が安そうです。
ただ、上吊ハンガーパイプなしバージョンですと、
ホームセンターで7,000円~8,000円程度で購入できると思います。
いずれにしてもこのコストで施工できるなら是非やっておきたいリフォームですね。