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コラム

公庫の新型コロナ特別貸付が承認されました

更新日:

3月時点では様子を見ていたところですが、

4月に入って緊急事態宣言を受け、世の中の状況が日々変化しています。

不動産賃貸業においても、家賃の猶予・減免が話題になり、

今後家賃の滞納や、空室率の上昇等の増加が予想されます。

私個人においても、しばらくは様子を見ていたところですが、

管理会社等のヒアリングにより、反響の減少による空室の長期化が懸念され、

最低でも1年程度は入居率の低下や家賃の滞納等のリスクが非常に高くなると考えられますので、

今回設備資金と運転資金について、日本政策金融公庫に融資の申し込みをしました。

基本的に私の近年の動きとしては、

物件数を減らしていき、エリアを絞り、既存の借り入れを返済することによって経費の削減と利益率の向上を目指してきました。

今回の運転資金は基本的には手元に確保しておいて、

正常化後に残った部分は一括返済をするつもりでいます。

※20200603追記
一括返済すべきでないという意見もよく聞きますが、
一括返済すべきかそうでないかは、各自の財務状況により異なりますので、
一概にどちらが良いかは判断することは難しかろうと思います。
また、私の場合は物件拡大ではなく、融資の返済が第一目標ですので、
その目標に反して融資を受けておりますが、基本的には融資残高は減らしていく方向で経営計画を立てておりますので、来年度を目安に状況を見て返済をするつもりでおりますが、もちろん、余裕があればの話です。

公庫への申込書類について

今回は法人で申込みしましたので、

上記の資料により、

・借入申込書
・売上減少の申告書
・決算書2期分

の書類を用意しました。

【必要書類1】借入申込書

記入例

この書式自体はいつもの書式です。

今回はインターネットからの申込みもできます。その場合、受付完了メールを印刷して申込書に代えることができます。

ただ、職員さんの手間的には、従来の申込書に手書きして送る方が良いとの話もあります。

いずれにしても結果には影響しません。

私の場合、設備資金400万円、運転資金400万円として申し込みました。

なお、

今のタイミングで創業融資の申し込みは控えるべきと思います。

そもそもの市況が、借入しての創業にはハードルが高いのと、公庫職員さんがそれどころではないという状況のようなので、

その辺りは注意が必要です。

売上減少の申告書

これも記入例ですが、業歴が1年1ヵ月以上の方については、

最近1ヵ月の売上高と、前年同期の売上高を記入するだけです。

私はこの申告書に、会計ソフトから出力した「月次損益推移表」を添付して送りました。

月次損益推移表には月ごとの仕訳科目ごとの数字が表示され、前年同期の数字も併記されていますので、

根拠資料としては一番わかりやすいかと思います。

該当箇所には黄色の蛍光ペンでマーク。

私が職員だったら根拠資料が無いと意味のない書類だと思うので、

必要書類には書いてありませんが、根拠書類を添付しています。

なお、売上減少の理由については、

空室の長期化によるもの、コロナによる新規入居者の減少、キャンセル等があったためです。

エリアによって影響は異なると思いますが、元々賃貸需要の少ないエリアでは如実に現れています。

ビルやテナントをお持ちのオーナーさんは、言うまでもないでしょう。

決算書2期分

決算書類は、

・申告書一式
・決算報告書
・勘定科目明細書

が必要です。不備が多いみたいなので、分量は多いですが、頑張ってコピーしましょう。

設備資金に関する見積書等

設備資金は、事務所の屋根に設置する太陽光発電設備です。

これは自己資金で対応しようと思っていたのですが、

自己資金使ってる場合じゃないなと思い、融資で資金調達することにしました。

既に書類等は揃っていたので、

見積書、シミュレーション、認定書等を添付して送りました。

保証協会融資の場合、不動産購入資金には使えないという噂が出ておりますが、

公庫さんについては聞いていないのでわかりませんが、

普通に考えると担保評価等をしている余裕がないので厳しいのではないかと思われます。

このことについては情報があれば更新したいと思います。

これは必要ないかもしれないけど・・・概要書

面談しないことを前提で申込みしたので、

基本的には不要かと思いましたが、今回の融資申し込みに関して、

背景や資金使途をA4、1枚にまとめて添付しました。

電話で面談したときにも、この点(内容)についてはすでに理解していただいていたようで、

添付して良かったと思いました。

申し込みから決定まで

申し込んで、書類を送ってから2週間くらいで電話がかかってきました。

申込者から「まだですか?」という電話も多いみたいなので、

職員さんの負担にならないよう、2~3週間は辛抱しましょう。

最近の公庫さんは面談無しのことが多かったので、今回も面談はないだろうなと思っていましたところ、

やはり電話での条件確認だけで決定しました。

電話面談の後、1日で稟議の決裁を取って契約書を郵送しているものと思われます。

恐るべき速さなので、現場を想像するとガクブルです。

いつもは本部から契約書類が送られてきますが、今回は支店との直接のやり取りになっているようです。

ただ、融資の送金については数週間から1ヵ月くらいかかるかもとのことです。

ここも快く、有難く、待ちましょう。

条件面

今回は設備資金と運転資金で申し込みました。

合計800万円、据え置き8か月、10年返済です。

公庫さんとの面談で、


「設備資金も運転資金も同じなので、運転資金にさせてもらいますね」

「据え置き8ヵ月は理由がありますか?」「1年にしましょうか?」



という打合せの結果、


800万円、据え置き1年、10年返済


になりました。

据え置き期間は年末までの8ヵ月で考えていたのですが、

雰囲気的に1年くらいで設定する事例が多いのではないかと感じました。

さらにここで完全に想定外の提案が


棚から牡丹餅的な感じだったのですが、


「既存の借り入れを一本化しますか?」


とご提案いただいたのです。

もちろん公庫さん借入の分です。

既に5本借入があったので、それを1つにまとめて1本で返済することで、

返済期間が延び、金利も安くなるというわけです。

これによって月々のキャッシュフローが改善されますので、

有難くお願いすることにしました。

基本的には早期返済を目指しているのですが、


「事務や管理が楽になる!」


という細かいメリットのことも頭に浮かび、

ちょっとのことですが、毎月の仕訳の件数が減るとか、返済明細の管理件数が減るとか、

なんかそういうことも思いました。

これは「公庫融資借換特例制度 」

社会的、経済的環境の変化など外的要因や金融機関との取引状況の変化により資金繰りに困難を来している方、東日本大震災、平成28年熊本地震、平成30年7月豪雨および令和元年台風第19号等の影響により資金繰りに困難を来している方、経営改善、経営再建などに取り組む必要が生じている方が、経営安定や中小企業者の自助努力による企業再建の支援を図るために、既往公庫融資の借換などを行う制度です。

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/58.html

じつはこのような制度が元々あり、今回のコロナ特別貸付においても対象となったようです。

今回この公庫融資借換特例制度と併用して頂けたものと思います。

適用金利について

金利はどなたも一律に「基準金利」

ただし、3,000万円を限度として融資後3年目までは基準利率-0.9%(注)、4年目以降は基準利率

日本政策金融公庫HPより

今回適用になったのは、「1.38%」で、

当初3年間は -0.9% で「0.48%」となります。

この当初3年間は、「貸付日から3年」とのことです。

元々低い金利で借りている方もいらっしゃると思いますが、

他行の高い金利のために働いているような私としては、もはや払っていないのと同じくらいの金利です。

公庫融資借換特例制度部分については、-0.9%はなく、基準金利の適用となりました。

実質無利子になる場合(特別利子補給制度)

「実質」とあるのは、無利子なわけではないからです。

今回のパターンでいう「0.48%」の支払利子については、

別途、公庫ではなく、別のルートから補給されることになります。

ただし、この制度には別途申請が必要になるのと、

融資の条件とは異なる条件になります。

独立行政法人 中小企業基盤整備機構 HPより資料抜粋

さらに残った支払利子分についても補給が必要な方は、

補正予算確定後の案内になるようなので、

中小企業基盤整備機構HPをご参照の上、申請するようにしましょう。

ちなみに私は条件に当てはまらないのと、

(条件に当てはまっても)十分な金利にしていただいているので、この制度は利用しません。

以上になりますが、

この新型コロナ関連の融資については、来月以降さらに色々な情報が出てくるものと思われます。

特に公庫さんの負担が大きいこともあり、

民間金融機関や保証協会を利用した融資の拡充・緩和が期待されます。

日々刻々と変化していきますので、

私の方でも入手できた情報についてはまとめて記事にしていきたいと考えています。

まず今は自粛を頑張って感染を抑え込みましょう!

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