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コラム

重量鉄骨(非大手メーカー)の新築アパートを見に行きました

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広島に重量鉄骨の新築アパートが建ったので、連絡を取って見せてもらいに行ってきました。

普通のアパートの見学会はよく行っていましたが、

目新しいものはほとんどないので、住宅業界も衰退期に入っている感がありました。

今回は重量鉄骨のアパートです。

重量鉄骨と言えば、新築アパートではほとんど見られない構造で、

中古の売り物件でもほとんど見られない構造です。

それゆえ、今後大きな展開の可能性があると思ったので、

今回見学させていただきました。

重量鉄骨のメリット

重量鉄骨造の最大のメリットは「34年」という耐用年数の長さです。

通常木造は22年、RCは47年ですので、その中間に位置します。

また、鉄骨造は鉄骨の肉厚により19年、27年、34年と分かれますが、

重量鉄骨は34年に該当します。

木造の場合、新築でも融資期間が22年~25年の銀行が多いですが、

重量鉄骨は34年まで耐用年数がありますので、

30年返済で取り扱えることのできる銀行が多く、選択肢が増えます。

また、売却する場合、新築から10年経っても残り24年ありますので、

購入者が買いやすく、それゆえ値下がりも限定的かと思います。

現在まで重鉄の選択肢が限られておりましたので、

仮にこの建築法が認知されれば、木造か重鉄かの2択で迷うという場面が多くなってくる可能性があります。(現段階ではなんとも言えませんが)

重量鉄骨のデメリット

重量鉄骨やRC等は一般的に基礎が深く、材料費が高いため、

建築コストが木造と比較するとかなり割高です。

扱える業者さんが木造よりも少なく、

重鉄を選ぶくらいならRCの方がメリットがあるため、

あえて重鉄ということにはならないものと思われます。

現状恐らく重鉄で建てようと思ったら、RCに近いコストになるのではないでしょうか。

そして解体するときも大変です。

鉄骨はリサイクルできますが、基礎が深いなど、木造よりも解体コストがかかります

従来の重鉄のデメリットの解消

今回見せていただいた重鉄のアパートは、フレーム工法と担当者が話していらっしゃいましたが、

コンテナのような骨組みをベースにしたユニットを、

外壁材を貼った状態で工場から運んできて並べて積む感じです。

(外壁材の種類によっては現地で外壁材を貼るかもしれません)

この画像だといかにも「コンテナ」という感じですが、

実はあえて鉄板を外壁に貼っているだけで、普通の外壁材も貼ることができます。

このようにほとんど工場で作って現地で組み立てるだけなので、

現場の大工さんや職人さんの技術力が試される部分が少ないため、

工期や品質はある程度最適化できそうですね。

建築業界も人不足の問題があり、職人さんのスケジュールや腕の良さに頼る部分が減ることは、

品質を保つ上では重要だと思います。

また、重要な基礎部分ですが、

基礎はベタ基礎ではなく、柱の直下に基礎をピンポイントで作っています。

基礎は支持層まで地盤補強しているそうです。

イメージとしてはポンと置くだけですが、基礎からはボルトが立ち上がっていますので、

基礎と本体はしっかり固定されています。

なお、防湿のため、床下には防湿コンクリートを打っているそうです。

ということで、

この工法での重鉄は、基礎や現場作業等のコストも抑えることができ、

解体費も通常の重鉄ほどのコストはかからないものと思われます。

気になるのはコストだが・・・

現在この建築工法による建物が量産されていないので、

コスト的には木造とRCの間くらいのコストになっているようですが、

コストダウンできる余地は残されているので、

もう少し普及してくる(他社が真似する)と木造に近いくらいになるのではないかと思います。

その根拠と言うには正確ではないかもしれませんが、某コンテナ建築会社の同様の建築物のコストが、

木造建築のコストに近いからです。

その某会社の建築をアパート向けの仕様にするともう少しコストはかかると思いますが、

まあ、今よりは木造に近いコストに近づくはずです。

もちろん今のコストでも土地次第で採算は合いますが。

気になる室内ですが、立派なものです。

共用階段
共用廊下

内壁材も選択できますが、

外壁材と同じ感じで造ってあり、男の人が好みそうな感じです。

ですが、実際は女性が多いそうです。

室内はどうにでもできるので、

木造よりは制約がなく設計できそうですが、

コスト的には1ルームが適しているかなと思います。

実際室内に入ってみても、1ルームでも十分な広さを感じましたし、

他メーカーの木造量産型ワンルームよりは面白みがあって良いと思います。

可能性を感じる商品

基本的にコスト意外にデメリットがないと思いますので、

いかにしてコストを低下させていけるかが普及の鍵になると思います。

まだ課題もありますが、

基本的に頭打ちの住宅業界にあっては、久々に面白い商品が出てきたなという感じではないでしょうか。

私も面白そうなので建ててみたいと思っています。(土地があれば・・・)

コロナが落ち着いた頃に興味のある方と見学会できればと考えています。

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