今月もJ-REITについて思うところを書きたいと思います。
コロナは風邪?
厚労省の資料には「ウイルス性の風邪の一種です」という説明があり、
ラジオで話していた専門家も、「コロナウイルスは、サーズやマーズよりも風邪ウイルスに近いウイルスであり、数年後にはただの風邪という扱いになると思われます。」
と言った趣旨のお話をされていました。
ただの風邪と呼ぶには恐るべき感染力なわけですが、
免疫力により症状が左右される点や、対症療法しか治療法が無いという点など、
風邪と言われれば、風邪なのかな?という感じがしてきているところです。
いずれにしても現段階では免疫獲得が優先となるでしょうけれども、
コロナと共存するという未来が見えつつあるなと思います。
J-REITはどうか

日経平均も上がりまくっていますが、
「出遅れている」と言われているJ-REITも順調に上げています。
ただ、個人的には、うま味がない状況になってきたと思っています。
チャートの赤い線をご覧ください。
既に平年の水準よりも高い価格になっています。
ちなみにコロナ直前の爆上げは、金融機関が買いまくっていたと言われており、
ちょっとした金融機関のREITブームによる上げと、私は理解しています。
つまり水準としては高すぎたという水準です。
最近外国からの買いなども入ってきているようですが、
REITは家賃収入からの分配金目当ての商品ですから、
家賃がどんどん上がっていくなんてことはなく、
頑張って徐々に上げていくイメージなのです。
安く買っても高く買っても、得られる分配金は同じですから、
高くなれば下がり、安くなれば上がり、
というわかりやすい動きをするのがREITです。
高値掴みをしたところで、分配金はもらえますから、
ずっと持っておけば想定した分配金はもらえます。
ただ、どうせなら安い時に買いたいわけで、
そういう意味では、今は全体としては高い水準に入ってしまった。
と思っています。平均利回りは約3.8%です。
今買うならREITより個別株
J-REITって基本的には地味な動きをする感じなので、
派手に上がってきている今はちょっと「らしくない」なと思います。
私は現時点では全て売ってしまいました。
下がったら買います。
日本ビルファンドには注目していますが、70万円まではもう少し時間がかかりそうですね。
今はREIT並みに手堅い銘柄の個別株でも、
REITより高い利回りの銘柄があったりしますので、
そういったところの方が良いかもしれません。
私が今保有していて、期待している銘柄で言うと、
・鉄道株
・航空株
・都市銀行株
です。
銀行は比較的短期で考えていますが、
鉄道と航空株は今の水準で保有できれば、
長期的には資産になると思っているので、
また下がる場面があれば買い続けようと思います。
ちなみに「高橋ダン」さんのYouTubeでも同じことを言っていますが、
彼の方が信頼性があります。(笑)
個別企業では彼とは違いますが、セクターへの考え方は同じです。
ご覧になっていない方は是非ご参考にされてください。
日経平均は一旦調整する頃だと思っていますが、
上記3セクターは既にかなり下げている状況なので、
底が知れているというのが私が保有している理由です。
コロナが収まった時の株主優待も魅力的ですし、
配当が正常化した時の配当利回りを考えると、結構高利回りです。
結局J-REITはどうなのか
利回りだけ見るとまだまだ魅力的な銘柄はありますが、
いかんせん期待先行で上げすぎな感じは否めません。
まだ上げるかもしれませんが、
上値追いするほどのものではないと思うので、
しばらく待機が宜しいかと思います。
J-REITの基本スタンスは逆張りです。
下げて利回りが上がったところを買いましょう。