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太陽光発電事業

風力発電投資の問題点

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太陽光発電投資は最近に至るまで徐々に加熱している状況ですが、

個人的に利回り10%で買っても投資効率は低いと思っています。

そんな太陽光発電投資の主力は低圧と呼ばれる50kw未満の設備です。

現在では様々な要件と単価の下落により、

実質的に新規の案件の獲得は難しい状況です。

新規は難しいということで中古に流れるセカンダリ市場ができあがり、

そちらも活況になっています。

この流れについては私も見通しができていましたが、この利回り10%でも売れるという状況までは想定できませんでした。


風力発電投資はどうか

私は太陽光の単価42円の時から太陽光発電に投資してきましたが、

太陽光発電の買取単価が低くなるにつれ、風力発電の売電単価が55円だということに気づき、

なんとか風力発電設備を開発することはできないかと模索しておりました。

しかし当時は小型の風力発電設備を販売している業者の情報が無く、

実績としても情報が無い状態で、実質的に個人が参入するのが難しい状況でした。

風力発電投資の実現へ

最近になってふと検索してみると、

風力発電投資の案件がちらほらあることに気づきました。

単価は55円。

風力発電設備の「風車」については、

小型でシンプルな構造で、かつ発電量も安定している

プロスペックAZ株式会社さんの19.8kwタイプの風車がほとんどのようです。

⇒ こちらの商品です

以前は難しかった風力発電投資がいつのまにか広まっているようです。

私も運用してみたいと思って、色々調べたところ、

やはり悩ましい事項がいくつか上がってきました。

表面利回りとしては、13%とか14%とか、かなり高い利回りとなっているので、

いまのこの資金ジャブジャブのご時世としては魅力的な利回りです。

風力発電投資の注意点

本気で検討していたので、

遠い遠い現地まで片道5時間程度かけて頑張って見に行ったり、

詳細な長期シミュレーションを作成・検討したり、

銀行に融資のお願いをしたり、

頑張ったのですが、結局見送りました。

見送ったのが正解だったかどうかはわかりません。

検討してみて分かった注意点についてご紹介したいと思います。

現地で撮影した写真

【注意点】卒FIT後は撤去せざるをえない可能性が高い

風力発電投資の一番のネックというと、

維持・メンテナンスコストが非常に高いということです。

この1基を維持するのに、

年間約100万円はかかります。

売上と言えば、風況6.0~7.0で単価55円で税込300万円~400万円程度の売電収入になると思います。

卒FIT後にFIP制度に移行したとしても、

維持コストが高く、採算は合わない可能性が高いです。

まあ、20年と割り切っておけば問題ない話ではありますが、

撤去するのも結構大変だと思います。

【注意点】地震は大丈夫だろうか

今回見に行った設備は日本海で高さも十分でしたが、

今後首都直下または南海トラフ地震が起こった場合、

地震そのものには耐えられると思いますが、津波が起こった時に大丈夫なのか考えておく必要があります。

これは高台にある風力よりは、太陽光発電の方が心配な事案です。

多くの風力や太陽光発電設備には地震保険を付けていないと思います。

太平洋側の日当たりの良い平地にはたくさんの太陽光発電設備があると思いますが、

南海トラフでの津波の高さの想定は、それらの地域で10m~20mの地域が多いです。

川を逆流していくことも考えられますので、どうだろうかと考えておくべきかと思います。

今後30年以内に発生する確率は80%と言われています。

【注意点】事故・故障

風力発電は事故や故障が多いと言われています。

強風でブレードが飛んだり、タワーが折れたり、

それほど高い確率ではないかもしれませんが、

発電できなくなった場合のリカバリーはなかなか大変です。

ただし、多くの場合保険で担保できる内容ですし、

利益保証もセットで加入すれば安心でしょう。

ただ、常時動いているものなので、気持ち的には心配ですよね。

ちなみにメンテナンスについては半年に1回、指定業者によるメンテナンスをメーカーが義務付けていますので、

メンテナンス不足で故障ということはあまりなく、

風車以外の機器は、屋内に設置するので、比較的安全です。

たまにですが、近くに建物や道路があるところに風車を設置する例があります。

そうした場合には、事故が起こった時に金銭面だけでは解決できない可能性もあるので、

立地には十分気を付けた方が良いと思います。

【注意点】意外と発電しない

小型の風力発電というと、19.8kwで風車1基というのが基本で、

あとは風次第。

つまりかかる初期費用はどこに設置しても同じようなもの(過積載とかしないので)ですが、(山の上とか洋上とかは別ですよ)

風況によってかなり発電量に差が出ます。

これは太陽光以上の差だと思います。

プロスペックAZさんのHPより転載

上図では平均風速7.0で、550万円となっていますが、

全国の風況マップで設置場所の風況をみて、

「7.0だ、よし。」と思っても、

全然そんな売電収入にはなりません。

風力発電のシミュレーションほど当てにならないものはないので、

実績値ベースで検討するのが宜しいかと思います。

初期費用もメンテナンスコストも全国ほとんどおなじようなものなので、

よほど風況の良い場所でなければ成り立ちません。

最低でも平均風速6.5とか7.0とかで出ている地域でなければ難しそうです。

となるとやっぱり北海道がいいんじゃないでしょうかね。

【注意点】土地が面倒(今回の事例)

私が今回断念したのがこの土地(借地)の問題なのですが、


なぜか地代が結構高いこと。
地主さん直接契約ではなく、間になぜか業者が入っていること。
土地の進入路が別の人の土地で、通行料を払わないといけないこと。
公道までにいくつもの土地があること。
地上権の設定ができないこと
等等


所有権だったら所有権だったで、

卒FIT後にどうするんだという土地ですし、

借地にしても、なんか町内会やら通行料やら借地代やら、

なかなかの複雑な権利関係が入り混じっていて、

いかに風力発電の土地を確保するというのが難しいかという事例ではないかと思います。

自治体や地域との調整、地主さんとの調整、

これはなかなか難儀なプロジェクトですよ。

それでも条件が揃えばやる価値はあるかも

今回は土地の件がシンプルであればGOだったと思います。

正直太陽光発電よりはリスクが高いですが、

現地のビュンビュン回る風車を見ると心躍らされます。

ずっと見ていたいくらいです。

55円という単価ありきの事業ですが、

投資価値の無いものではないと思うので、

心躍る方は考えてみてはどうでしょうか。

おすすめはしませんけどね!

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