賃貸の人気設備「浴室暖房乾燥機」

今回は賃貸の人気設備である「浴室暖房乾燥機」の設置方法を解説します。
といっても、すみません、作業が大変であまり写真が撮れませんでした・・・
浴室暖房乾燥機の設置手順
現況の確認
商品の購入
道具の準備・養生
既存設備(換気扇)撤去と設置準備
開口
本体設置とリモコン取り付け
1 現況を確認します
とりあえずユニットバスの点検口を開けて、
中を見ます。
・ダクトの数とダクトの向き
・既存設備(換気扇)の周囲の状況(開口・補強のため)
等を確認します。
その他、電圧が100Vか200Vかも事前に確認しておきます。
(普通の換気扇であれば普通は100Vのはず)
2 商品の購入
商品購入には、「ダクトの数」と「電圧」の確認が必要です。
賃貸物件であればダクト1個の100Vの商品になるかと思います。
性能も商品によって少しずつ違いますが、
賃貸用なので20,000円ちょっとで手に入るようなもので十分です。
また、忘れてはいけないのが「ランドリーパイプ」です。
伸縮するもので大丈夫なので、
風呂のサイズに合わせてカットしたりという手間は要りません。
汎用品のハンガーパイプ等はやめておきましょう。
3 道具の準備・養生
工事に必要な道具
- よく切れるカッター
- 電動ドライバー(プラス・マイナスドライバー)
- 電動ドリル
- スケール(メジャー)またはL型定規
- 脚立
- マスカー
- 油性ペン等
- 照明機器
- 水平器
- レシプロソー(または金属用ノコギリ)
- ボードカッター
- 通線ワイヤー
- アルミテープ
- ゴーグルとマスク
- 天井補強用の角材
書いていて嫌になりましたが、結構道具が必要です。
この工事のために新調したものが「レシプロソー(電動ノコギリ)」です。

このレシプロソーはマキタ14.4V充電式のものです。
今まで木を切る時に結構苦労していたので、
これで少し楽になるかなという思惑もあり、
今回の工事を機に買いました。
使う刃によってだいぶ威力が変わってくるので、
切れない場合は刃を疑ってみましょう。
無くても根性で切り続ければ開口できます。
今回は、既存の換気扇の開口がだいたい 180×180mm くらいだったかな?
浴室暖房乾燥機の開口が 285×400mm と指示があったので、
2倍ちょっとの開口になりました。
だいたいどのメーカーも同じ性能の物は同じ開口幅になっているようです。
開口時に粉が飛び散るので、
必要な部分にマスカーで養生してから作業をしましょう。
4 既存設備(換気扇)撤去と設置準備
作業前には ダクトについているアルミテープを剥がして、
換気扇を撤去します。

換気扇を撤去したら、開口部分に印を書いておきます。
切る部分の天井に補強材やその他何もないことを確認します。
あとは商品の説明書を見て、
事前準備を行います。
特に吹き出し口とダクトの位置関係を確認しましょう。
今回の商品はダクトの位置が逆になっていたので、
説明書に従って吹き出し口を逆に入れ替えました。
5 開口
印をつけた部分をレシプロソーで切っていきます。
ものすごい粉塵が発生するので、
ゴーグルとマスクも必要です。
両端が切れていれば、
線に沿ってカッターで何往復か切っていけば、
切り口を折り曲げて取ることができます。
この作業までがちょっと大変ですね。
6 本体設置とリモコン取り付け
開口さえできてしまえばこっちのものです。
1 ダクトと排気口をアルミテープで接続
2 本体をドリルネジで固定
(ただし多くの場合補強材が必要です。角材を買ってきて、本体の両端部に当ててドリルネジを補強材に向けて打ちます。これをしないと天井が歪んで本体と天井に隙間ができます。また、ドリルねじなので、ネジが緩いです。)
3 カバーを付ける
と、ここまでで本体は完了!

リモコン取付も意外と大変かも
リモコンは本体と有線接続なので、
天井から壁裏に線を通します。
しかしこのリモコンを取り付ける部分なんですが、
裏にあける穴が結構小さいんです。
なので、
通線ワイヤーと呼ばれるものが無いと結構厳しいです。
もしくはハガネ。
一番やりやすいのは、
空けた穴からワイヤーを通して天井まで通して、
そこにリモコンの線を括り付けて、
壁側から引っ張る方法です。

そんなこんなで、
すでにDIYはお勧めしないレベルになっておりますが、
気合と根性と電気工事の免許と道具と時間があればなんとかできます。
しかしどう考えても委託すべきです。
浴室暖房乾燥機設置の費用はいくら?
【DIY】
・浴室暖房乾燥機 20,000円程度(かなり安いやつ)
・ランドリーパイプ 3000円程度
計 23,000円くらい
(※今回はレシプロソー代が別途かかっております)
委託するとたぶん結構な値段になると思います。
かと言ってこれは毎回自分ではできないので、悩みどころですね。
ただ、この浴室暖房乾燥機は生活を変えるほどの設備なので、
資金に余裕があれば導入すべきです。