私の現在の株式の投資手法は、
主に循環株の底値で買って、天井圏で売るやり方です。
しかし株価の循環は変化するものなので、
基本的に長期ホールドできる配当利回りが高く、業績の良い銘柄にしています。
以前まではJ-REITのみを対象に投資していましたが、
コロナ直前に価格が高止まりして循環しなくなってきました。
そこで個別の企業株にシフトしていきました。
鉄道や航空株は配当に期待しなくても、下がったところで買えば必ず上がると信じて投資してきました。
今のところ基本的な動き方は想定通りに動いているようです。
しかし、別の分野で成長株の業績成長を前提に購入した銘柄については、
業績は期待通りに推移していながらも、株価については想定通りにならず、
この一部銘柄については非常に勉強になりました。
業績が成長すれば株価が上がる
という単純明快な理論は、必ずしも正しいわけではないということがわかりました。
チャートで言うところの、長期線の下に株価がある場合は、
長期では上がらないということですね。
長期線の下に株価がある場合は、短期の反発狙いはOKですが、
業績に吊られて株価が長期で上がるだろうと思って買うには向きません。
いずれ上がることが確実であっても、上昇トレンドに入ってから買っていく方が、
資金効率的に勝っているという意味でも優れているのです。

DX成長銘柄のチェンジのチャートですが、
このように一大相場を築き上げた後は、下がった後、
また同じ天井まで戻るのではないかと考えてしまいますが、
バブッた時の価格水準は無かったものとして考えた方が良さそうです。
チェンジで言うと、2020年5月~9月の上昇は消して考えると、
1200円が平時の天井であり、
ここをベースに成長を加味した現在の株価水準を考えるべきであろうと思われます。
チェンジは約二年後に約2.5倍の売上・営業利益を目指していますので、
本当にこのとおりの進捗でいくのであれば、
1200円をベースに考えてると3000円という水準が一つ見えてきそうです。
現在1899円ですので、まだ上昇余地はあるものの、
トレンドとしては20日線すら下落していますので、
今買ってはいけないということになります。
航空会社は今は循環

日本航空はぱっと見て循環型の相場を形成していることがわかりますね。
業績成長しなくても、株価や業績が以前の水準に戻るであろうという予測の元、
下値を拾っていくというやり方ができます。
いわゆるナンピン買いになってしまうので、
リスキーなやり方ではありますが、損切ラインを設定する等工夫すれば、
リスクを限定して投資することもできます。
この先は、直近の下落の半値程度まではいったん戻すと考えていますが、
オミクロンが猛威を振るい始めているので、普通に考えれば一旦下落します。
ただ、アメリカの航空会社の株価が下がり過ぎた分、少し戻しつつあるので、
どちらの引っ張られるかはわかりません。
窓は埋めるのではないかという話

窓埋めは単純な理論ではありますが、
上記のチャートを見ても、100%の確率で窓が空いたら埋める動きをしてきています。
ちょっと時間をかけて見てみてください。
そう考えると、埋めていない窓は右側の矢印のラインの窓しかなく、
そこを埋めに動いてくると私は考えております。
JR九州は(出さなくていいのに)配当金が3.88%あり、株主優待もありますので、
長期でホールドするのに向いた銘柄でもあります。
こうして見ると今年5月の相場展開に非常にシンクロしているように見えますが、
日柄的にもこのような感じになる可能性は高いと思います。
こんな感じで窓に注目してみると、短期の目標が見えてくることがありますね。
窓は埋めてきやすいですが、いつ埋めるかはわからないので、
お気を付けください。
本年もありがとうございました。
正月は暇なので、もう少し記事を書きたいと思います。
また来年も宜しくお願い致します。